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ウォーターサーバーの水の賞味期限はどのくらい?未開封や開封後、水の種類別にご紹介

更新日:2023.09.29 お客様Q&A

ウォーターサーバーの水の賞味期限はどのくらい?未開封や開封後、水の種類別にご紹介

ウォーターサーバーの水の賞味期限について説明します。賞味期限と消費期限の違い、もし賞味期限切れに気付いたらどうしたらよいのか。賞味期限切れを防ぐおすすめの方法として、後入れ先出しの考え方についても説明しています。

【目次】開く閉じる
ウォーターサーバーに賞味期限はある?
ウォーターサーバーの水に賞味期限がある理由
 期限と消費期限の違いとは
ウォーターサーバーの賞味期限はどのくらい?
 水の種類ごとの賞味期限
 ボトルの容器ごとの賞味期限
ウォーターサーバーの開封後の水を長持ちさせるには?
 直射日光を避けて設置する
 電源は入れっぱなしにする
 定期的なメンテナンスを行う
ウォーターサーバーの水は備蓄水対策にもなる
ウォーターサーバーの賞味期限が切れた場合の対処法
 消費者庁 食品表示法の見解
 対処法1.加熱して料理に使う
 対処法2.飲食以外の用途に使う
ウォーターサーバーの賞味期限切れを防ぐ方法
 日頃から「後入れ先出し」を意識
 ペースを決めて水分補給をする
 配送サイクルと本数を調整する
ウォーターサーバーはマーキュロップがおすすめ!
 マーキュロップの水の賞味期限

ウォーターサーバーに賞味期限はある?

ウォーターサーバーの水には賞味期限があります。加工食品には、消費期限または賞味期限の表示義務があります。ミネラルウォーターは製造から何か月という単位で、比較的長期間保管することができますが、期限はあります。表示を確認し、期限内に飲み切るようにしましょう。

ウォーターサーバーの水に賞味期限がある理由

ウォーターサーバーの水は、生産工場により、HACCPなど食品衛生管理システムに沿った品質管理が行われています。安心して飲むことができますが、保存料などの添加物を使用しておらず常温で保存する製品のため、未開封の状態でおいしく安心して飲める基準として賞味期限が設けられています。賞味期限はボトルのラベルやフィルム、キャップ部などに記載されています。

賞味期限と消費期限の違いとは

賞味期限と消費期限の違いを再確認してみましょう。

・賞味期限とは
定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。
・消費期限とは
定められた方法により保存した場合において,腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなる恐れがないと認められる期限を示す年月日をいう。
引用:食品期限表示に関する一般(消費者)向けの説明資料について

簡単にまとめると以下の違いがあります。
・賞味期限とは、おいしく食べられる期限。過ぎても品質に問題がない場合もある。
・消費期限とは、安全に食べられる期限。過ぎたら食べない方がよい。

ウォーターサーバーの水は、おいしく飲める期限として賞味期限が設定されています。

ウォーターサーバーの賞味期限はどのくらい?

ウォーターサーバーの水の賞味期限は、メーカーによりますが、未開封の状態で製造から6か月程度が標準です。

水の種類ごとの賞味期限

ウォーターサーバーの賞味期限はどのくらい?

おいしい水をボトルで宅配するウォーターサーバーには、天然水・RO水(ミネラル添加)・RO水(純水)の主に3種類があります。賞味期限に少し違いがありますので、水の種類ごとに賞味期限を見て行きます。

天然水製造から6か月
RO水(ミネラル添加)製造から6か月
RO水(純水)製造から1年間

◆天然水
地下から自然のままのナチュラルミネラルウォーターを汲み上げた天然水の賞味期限は、ほとんどの場合、製造から6か月です。
◆RO水(ミネラル添加)
水道水など原水は問わず、RO膜という膜でろ過処理を行った水にミネラルを人工添加した水です。賞味期限は、こちらもほとんどの場合、製造から6か月です。
◆RO水(純水)
原水は問わず、RO膜によるろ過処理を行った水そのものはミネラルによる味もありません。この純水の賞味期限は、製造から1年間のものが多いです。

ボトルの容器ごとの賞味期限

ボトルの容器の違いによって賞味期限の違いはあるのでしょうか?ウォーターサーバーのボトル容器には、主に2種類あり、くり返し洗浄殺菌して使用できるリターナブルボトルと、使い捨てのワンウェイボトルです。東日本大震災後に天然水の使い捨てワンウェイボトルの取り扱いメーカーが増えましたが、また最近は環境への意識の高まりからリターナブルボトルが見直されています。
賞味期限について、実際の例を見てみます。

天然水 M社リターナブルボトル製造から6か月
天然水 P社ワンウェイボトル製造から6か月
RO水(ミネラル添加)A社リターナブルボトル製造から6か月
RO水(ミネラル添加)O社ワンウェイボトル不明
RO水(純水)T社リターナブルボトル製造から1年
RO水(純水)ワンウェイボトル取り扱いメーカー見当たらず

上記以外にも、それぞれ複数のメーカーの情報を確認しています。水の種類による賞味期限の差はありますが、ボトルの種類による賞味期限の差は見られませんでした。

ウォーターサーバーの開封後の水を長持ちさせるには?

賞味期限はいずれも「未開封」の状態です。開封後は「なるべくお早めにお飲みください」と表示されているのが一般的です。できるだけおいしく新鮮な状態を長持ちさせるためには、どのようにしたらよいのでしょうか?

直射日光を避けて設置する

ウォーターサーバーの開封後の水を長持ちさせるには

基本的にはウォーターサーバーの設置場所として適する場所に設置し、適切にご利用いただいていれば問題ありません。おいしく新鮮な状態を長持ちさせるには、直射日光を避けてウォーターサーバーを設置しましょう。その他、ウォーターサーバーの設置とボトルの保管は、以下のような場所は避けましょう。

・直射日光が当たる場所
・高温になる場所
・湿度の高い場所
・エアコンの送風が直接当たる場所
・消臭剤や芳香剤、タバコの煙などにおいのある場所

これらの場所は、天然水の品質や味、においに影響を与える恐れがあります。エアコンの送風が直接当たる場所も、エアコン内の環境の影響を直接受けやすいため気を付けて設置しましょう。

電源は入れっぱなしにする

天然水の衛生状態を維持するためにも、ウォーターサーバーの電源プラグはコンセントにつないだ状態で使用します。電源を入れっぱなしにすることに対して、電気代を気にされることがありますが、ウォーターサーバーは電源を入れっぱなしの状態にしても、24時間加熱し続けているわけではありませんのでご安心ください。温水は規定の温度に達したら加熱をやめ、保温しています。冷水は規定の温度に冷えたら、冷却をやめ保冷している仕組みです。
関連ページ:ウォーターサーバーの電気代は高い?月額費用の目安と電気代を節約するポイントを解説

定期的なメンテナンスを行う

ウォーターサーバーは定期的なメンテナンスを行う

ウォーターサーバーを衛生的に使用するために、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを実施しているメーカーと、実施していないメーカーとがあるため、選ぶ際には注意しましょう。

マーキュロップでは国内のメンテナンスセンターで、以下の工程を実施しています。
・検品して分解
・外観洗浄
・部品洗浄、消耗部品の交換
・内部洗浄殺菌
・再組み立て、動作確認
・乾燥仕上げ、検品

使用していたウォーターサーバーを回収し、部品単位に分解し、衛生的に洗浄殺菌しています。
※ご家庭内の環境ではタンクを開けての洗浄や、内部のパッキンなどの部品交換はできません。

ウォーターサーバーの水は備蓄水対策にもなる

ウォーターサーバーの水は約6か月と、比較的賞味期限が長いことから、備蓄にも活用されています。災害や断水、停電時にも、水のストックがあると安心です。

ウォーターサーバーの水はローリングストックに最適
特別に備蓄用の食品を用意するのではなく、「使いながら備蓄する」ことをローリングストックと言われています。ウォーターサーバーは宅配で届いた水を保管し、水を飲み切ったらボトルを交換して使用するものなので、そのまま1~2本ストックを置くだけで、自然にローリングストックができます。

断水時に使用できないサーバー
・水道直結型ウォーターサーバー
・浄水型ウォーターサーバー

上記2タイプのウォーターサーバーは、ボトル水のストックがなく、水道水を使用するものです。水道が断水していると使えなくなりますので災害への備えには向きません。
関連ページ:地震・停電時でも使用できる!災害時に役立つウォーターサーバーの選び方

ウォーターサーバーの賞味期限が切れた場合の対処法

保管していた水の賞味期限が切れた場合、どのように対処したらよいのでしょうか?まず食品表示法を定める消費者庁の見解を確認したうえで、対処法について見て行きます。

消費者庁 食品表示法の見解

消費者庁では、『食品を購入した後、家庭等で保存中に「賞味期限」を過ぎた場合には、どのようにすればいいのですか。』の質問に対して、以下のように回答されています。すぐに飲めなくなるわけではないため、消費者自身が判断することが推奨されています。

「賞味期限」とは、定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日のことであり、「賞味期限」を過ぎた食品であっても、必ずしもすぐに食べられなくなるわけではありません。また、それぞれの食品が食べられるかどうかについては、その見た目や臭い等により、五感で個別に食べられるかどうかを消費者自身が判断し、調理法を工夫することなどにより、食品の無駄な廃棄を減らしていくことも重要です。
引用:消費者庁 食品表示法 食品表示基準Q&A

対処法1.加熱して料理に使う

ウォーターサーバーの賞味期限が切れた場合の対処法

消費者庁による回答にも「調理法を工夫」とあるように、異常がないと判断したけれど、そのまま飲むのは気になるという場合には、「加熱する」ことが一つの方法として考えられます。ミネラルウォーターは料理や炊飯に利用できます。お米を炊くとき、おみそ汁のだしをとるとき、鍋ものなど加熱して多く水を使う料理に活用できます。

対処法2.飲食以外の用途に使う

飲食以外の用途にミネラルウォーターを活かす方法として、洗顔など生活用水として使用できます。洗顔に使用するときは、冷水と温水を洗面器に混ぜて、ちょうどよいぬるま湯を作って使用したり、ホットタオルなどに活用できます。塩素を含まない水は、肌にもやさしいと言われています。

ウォーターサーバーの賞味期限切れを防ぐ方法

ついうっかりウォーターサーバーの水の賞味期限が切れていた…ということにならないように、できる対策を見ていきましょう。

日頃から「後入れ先出し」を意識

「後入れ先出し」とは、もともと食品や物品の在庫管理などで、新しいものを奥に置き、古いものから先に使う考え方です。例えばスーパーの冷蔵棚の商品は、新しい商品は奥へ、賞味期限の早いものが前面に出されているのも同じ考えです。
ウォーターサーバーの水ボトルも、新しいものが届いたら奥へ置き、もともとあったボトルは手間の取り出しやすい場所に置く習慣を付けることで、届いた順番に使っていくことができるためおすすめです。

ペースを決めて水分補給をする

一般に、健康を維持するために身体は1日1.2リットルの水を飲むことを必要としています。より効果的な水の飲み方として、1回に飲む量は約150㏄、コップ1杯弱。これを1日8回のタイミングでこまめに飲むのがおすすめです。朝起きた時、10時頃、昼食時、入浴前、夜寝る前など、外出時はマイボトルも活用しながら、水分補給の習慣を付けることで健康にも役立ちます。
関連ページ:専門家に聞く 水と健康づくり

配送サイクルと本数を調整する

必要であれば、配送サイクルや届く本数を調整しましょう。変更を対応しているメーカーと、対応していないメーカーがあるようです。また、使い捨てのワンウェイタイプのメーカーは、工場から宅配便への委託配送で宅配されるためおおよそ5営業日前までの変更が必要とされています。リターナブルボトルのメーカーは、自社配送の場合が多いため、本数の変更は前日まで受け付け、配送サイクルの変更も配送曜日が合っていれば柔軟に対応している可能性が高いです。

ウォーターサーバーはマーキュロップがおすすめ!

・おいしい富士山の天然水
マーキュロップの水は富士山の天然水、ナチュラルミネラルウォーターと表記できる貴重な水です。まろやかな硬度24の軟水で、お茶やコーヒーにもおいしくご利用いただけます。

・環境にやさしいリターナブルボトル
ウォーターサーバーの設置も、年に一度を基準としたメンテナンスもスタッフが対応します。配送サイクルや本数の変更も可能です。リターナブルボトルで、「天然水」のお取り扱いはマーキュロップ以外にほとんどありません。

・選べる3タイプのウォーターサーバー
ボトル下置き、ボトル上置き、卓上タイプ、再加熱機能、暗くなると自動で節電するエコ機能、停電時取水可能、などご希望の機能に合わせて選べる3種類。

マーキュロップの水の賞味期限

富士山の天然水の賞味期限は未開封の状態で製造から6か月。ミネラルを含むウォーターサーバーの水としては標準です。

・開封後は2週間程度で飲み切る
開封後は、なるべくお早めにお飲みください。水も食品のため、新鮮な方がおいしくお飲みいただけます。「なるべくお早め」とは何日間かとご質問いただくことがありますが、マーキュロップでは「開封後は約2週間」程度としています。おいしさだけでなく、ウォーターサーバーを衛生的にご利用いただくためでもあります。
月に2本から利用可能
開封した天然水を2週間で1本飲みきる場合、天然水の消費量は4週間(約1カ月)で2本となります。マーキュロップは、この「1カ月に2本」を、お客様においしく安全にご利用いただくための最低ご利用本数としています。

まとめ

ウォーターサーバーの水の賞味期限は、未開封で製造から6か月程度が標準です。開封後は2週間程度で飲み切るのがおすすめです。賞味期限切れに注意して、おいしく安全にウォーターサーバーの水を活用しましょう。

執筆者 岡本 彩

【この記事の執筆】岡本 彩
株式会社マーキュロップ 経営企画室 室長
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 市場調査委員会 座長
宣伝・広報を中心に、お客様や社内外の皆様とともに、持続可能な成長を目指しています。
協会ではウォーターサーバー業界の健全な普及・拡大のために市場調査を担当しています。
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