更新日:2023.12.01 天然水ライフ
おいしい水の飲めるウォーターサーバーで、コーヒーを淹れたい方も多いと思います。この記事では、コーヒーの味を決める焙煎、水の硬度によるコーヒーの味の違い、コーヒーの淹れ方について見ていきましょう。またコーヒーに合う水、ウォーターサーバーの選び方と、ウォーターサーバーを使った手軽なアイスコーヒーの作り方も紹介しています。
【目次】開く閉じる
コーヒーの味は焙煎度合いで変化する
コーヒーがおいしくなるのは軟水と硬水どっち?
軟水で淹れたコーヒーの特徴とは
コーヒーがおいしくなるのは天然水とRO水どっち?
コーヒーを淹れるのに適している温度は90度
コーヒーの淹れ方の種類
インスタントコーヒー
ペーパードリップ
ネルドリップ
サイフォン
エアロプレス
水だしコーヒー
ウォーターサーバーでアイスコーヒーを作る方法
コーヒーを淹れるならマーキュロップのウォーターサーバーがおすすめ
コーヒーに合う硬度24の軟水
90℃前後のお湯が選べるウォーターサーバー
【焙煎とは】
コーヒー豆の「焙煎(ばいせん)」。最近は生豆をその場で焙煎して豆を販売したり、コーヒーを提供する焙煎所・ロースターが人気のため、詳しい方も多いかもしれません。コーヒー豆の焙煎は、生豆を乾煎りして加熱することを言います。
コーヒーの風味は焙煎が作る
コーヒーのおいしい風味は、この焙煎によってはじめて生まれると言います。焙煎はコーヒーにとって、とても大切な工程で、焙煎によって味や香り、口当たりにも違いが出ます。
【焙煎度】
日本では焙煎度を8段階に分けて表現することが一般的です。浅煎りから順に、以下の通りです。「浅煎り」「中深煎り」などの日本語で表現されることもあります。
ライトロースト
シナモンロースト
ミディアムロースト
ハイロースト
シティロースト
フルシティロースト
フレンチロースト
イタリアンロースト
浅い焙煎の味わい
一般的に焙煎度の浅いコーヒーにはハーブのような香りがあり、品質のよいコーヒー豆には花や果実のようなフルーティーな香りがあります。口当たりは軽く、酸味を感じやすい特徴があります。
深い焙煎の味わい
焙煎度が深くなるほど香りも濃厚になり、コクや苦みも強く感じやすくなります。キャラメルやチョコレートのような印象を受けるものもあります。口当たりはなめらかで、濃厚な特徴があります。
参考:全日本コーヒー協会 コーヒーができるまで
水を選ぶことで、コーヒーを淹れた時の味わいも変わります。一般に、コーヒーは軟水で淹れる方がまろやかでコクがあり、おいしいと言われています。
硬度はこちらの計算式で求められます。
●硬度 (mg/L) ≒ カルシウム濃度 (mg/L)×2.5 + マグネシウム濃度 (mg/L)×4.1
WHO(世界保健機関)での定義
区分 | 硬度 |
---|---|
軟水 | 60mg/L 未満 |
中程度の硬水 | 60~120mg/L |
硬水 | 120~180mg/L |
非常な硬水 | 180mg/L 以上 |
参考:WHO Water Sanitation and Health Hardness
軟水は、コーヒー豆本来の香りや味わいを引き出しやすく、焙煎の特長も感じられやすいと言います。軟水の水はまろやかで口当たりがよいため、コーヒー豆の味を邪魔しないためと考えられます。軟水で淹れたコーヒーは、見た目にも、にごりのない透明感のある色が出ます。
硬度の高い硬水はカルシウムとマグネシウムの量が多いため、水自体に苦みや渋みを感じたり、重みがあります。コーヒーを淹れた時も、水の味の特徴が出て、コーヒー豆の味に影響を与えます。
参考:全日本コーヒー協会 インスタントコーヒーの淹れ方ホット
ウォーターサーバーには天然水と、水道水などをRO膜でろ過したRO水の2種類があります。またRO水にも2種類あり、ろ過しただけのミネラル成分を含まない純水と、そこに「おいしい水の味」をつけるため人工的にミネラルを添加した水とがあります。コーヒーを淹れた時においしくなるのはどれでしょうか?
おいしい順に、天然水>ミネラル添加型RO水>純水型RO水と言えます。
一般に、天然水の方が水もおいしいと言われており、コーヒーを淹れた時にも天然水の方がおいしく淹れられると考えて良いでしょう。またコーヒーの味を抽出するためにはある程度のミネラルが必要で、純水はコーヒーに向かないと言われます。
参考:ダイヤモンド・オンライン 美味しいコーヒーを淹れる科学的に正しい「水」とは?
コーヒーを淹れるときのお湯の温度は、80~95℃の範囲でいくつかの見解があると言います。85~95℃が推奨され、熱いコーヒーを好む方には90~95℃の温度が向いているようです。家庭で淹れるコーヒーとしては、一般的には90℃前後のお湯を選ぶとよいでしょう。
アイスコーヒーを作る場合も、90℃前後のお湯でコーヒーを淹れ、その後急速に氷で冷やす方法がよく使われます。
参考:全日本コーヒー協会 インスタントコーヒーの淹れ方 アイス
ウォーターサーバーの温水の温度は、おおよそ82~92℃前後に設定されているものが多いです。ただしこれは温水タンク内の温度のため、取水口から出てくるお湯の温度は少し下がります。「再加熱機能」のあるウォーターサーバーをお使いの場合は、再加熱したお湯を使う方がおいしく淹れられるでしょう。
コーヒーの淹れ方にも様々な種類があります。一般的なペーパードリップの他に、ネルドリップ、サイフォンなど、紹介していきます。
もっとも簡単なコーヒーの作り方として、インスタントコーヒーを使う方法があります。
インスタントコーヒーとは、粉に挽いたコーヒー豆を抽出してできあがったコーヒーを乾燥させた粉末で、お湯に溶けます。本格的な味わいとは言いづらいですが、最近は技術や種類も改良され、おいしさにこだわったインスタントコーヒーも販売されています。お湯さえあればすぐにコーヒーが飲めるため、ウォーターサーバーとセットで手軽にコーヒーが楽しめます。
参考:全日本コーヒー協会 インスタントコーヒー入門
ペーパードリップは、ペーパーフィルターを用いて、挽いたコーヒー豆をお湯で濾して抽出する方法です。コーヒーの雑味を含む油分が紙に吸収されるため、すっきりとした味わいになります。
コーヒー豆15gに対し、水150㏄ほどを使用します。焙煎が深いほど豆の量は少なめに、焙煎が浅いほど豆の量は多めに使用するため、使う豆に合わせて適するバランスを調整してみましょう。抽出時間は豆15gの場合、1分半~2分が目安です。ドリッパーの他に、ドリップポットも用意すると良いでしょう。
ネルドリップは、ネルという布をフィルターに使用し、ドリップコーヒーを淹れます。ネルを袋状にして中にコーヒー粉を淹れ、お湯をかけてコーヒーを抽出します。紙のフィルターを使ったペーパードリップコーヒーの、フィルターを変えたバージョンと考えて良いでしょう。
ネルは使い捨てではなく、洗って何度も使用するため環境へのやさしさから家庭で選ばれる方もいます。味の特徴としては、ネルは紙のフィルターよりも目が粗いので、コーヒーオイルが多く抽出されやすく、まったりと柔らかく甘い口当たりと言われています。
サイフォンコーヒーとは、フラスコ内の水を沸騰させ、気圧の変化を利用してお湯を移動させながらコーヒーを抽出していく方法です。挽いたコーヒー豆とお湯をロートの中で一定時間浸すことで抽出されます。高温のため抽出時間の目安としては、40秒〜1分ほど。味はコーヒーオイルを含むためまろやかで、香り高いコーヒーが味わえるのが特徴と言われています。専用の器具が必要なため、喫茶店などで見つけた時に頼んでみるとよいでしょう。
エアロプレスとは、2005年にアウトドアスポーツメーカーによって発売された器具のため、新しいタイプの淹れ方です。挽いたコーヒー豆とお湯を入れ、撹拌してなじませてから、空気圧を利用して押し出すように抽出します。特徴は、手早く、1杯分の抽出を行う点です。短時間で抽出するため、甘さや酸味のバランスがよく、すっきりとした仕上がりになると言われています。
器具の形や、挽いたコーヒー豆をお湯に浸す点では、フレンチプレスに似ていますが、両手で力を入れて上から押し出す工程が異なります。
コーヒーの抽出に適する温度は90℃前後ですが、じっくりと時間をかけることで、冷水でも抽出することができます。挽いたコーヒー豆を水につけておくだけで、すっきりとしたまろやかな味わいのアイスコーヒーができます。夜寝る前に水出しコーヒー専用ポットなどに粉と水をセットして冷蔵庫に置いておくだけで、翌朝にはすっきりとしたアイスコーヒーが完成しているため、夏場におすすめです。挽いたコーヒー豆と水の比率は1:13を目安に、50gの豆に650㏄の水を使い、8時間ほど置きます。浅めの焙煎の方が抽出されやすく、豆の量は少なめ、抽出時間も少なく済みます。
用意するものは、まず、ドリップパックなどのコーヒー。そしてお好みの美味しい水、ここでは「富士山の天然水」で作った氷です。氷をマグカップなどに、ザッとたくさん入れます。氷のおいしさが、アイスコーヒーの仕上がりに大きく影響します!
コーヒーのドリップパックを、氷の上にそのままセットして。
あとはホットコーヒーの時と同じ。ウォーターサーバーのお湯を注ぐだけです。
氷が入っている分、お湯でドリップするコーヒーは、普段より濃いめ・量少なめに。ドリップ直後においしい氷で急冷されて、濃さもちょうどのおいしいアイスコーヒーに仕上がります。
ペーパードリップでも、同じようにお湯とおいしい氷があれば淹れられます。
まだちょっと暑いな〜という日に、ウォーターサーバーのお湯と氷で、ぜひお試しください。
マーキュロップのウォーターサーバーは、軟水の富士山の天然水を使用するため、コーヒーを淹れるのにも美味しく利用できます。ウォーターサーバーのお湯の温度も、80℃~90℃のタイプから、再加熱機能を利用した約91~97℃になるものまで、使いたいイメージに合わせてお選びいただけます。
富士山の天然水は、コーヒーにも合うまろやかな天然水です。硬度は24mg/Lと、軟水の中でもやわらかめの軟水。ほのかに甘みを感じるやさしい味わいです。
日本におけるスペシャルティコーヒーのパイオニアである堀口珈琲さんとのコラボ商品の、オリジナルコーヒーも購入できます。富士山の天然水に合わせてブレンドし、ウォーターサーバーでおいしく淹れられるよう焙煎しています。1杯ずつ淹れられるダンク式という独特の形状が特徴。天然水の配送時に送料無料でお届けできます。
参考:スペシャルティコーヒー 堀口珈琲監修
マーキュロップのウォーターサーバーは、現在3機種の取り扱いがあります。温水の温度は、スリムS(卓上タイプ)が80~90℃、スリムが83~93℃、シタカラが通常モード81~93℃、エコモード60~73℃、再加熱モード91~97℃と3パターンの温度帯から設定を選べます。コーヒーを熱めのお湯で淹れたい方、お湯の温度にこだわりたい方は再加熱モードのあるシタカラがおすすめです。
【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
環境にやさしいリターナブルボトルで、おいしい富士山の天然水をお届けしています。
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