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浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?費用やQ&Aを紹介

更新日:2023.12.22 ウォーターサーバーとははじめてのウォーターサーバー選び

浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリット

温水と冷水の出る機械が、一般にウォーターサーバーと呼ばれています。もともとウォーターサーバーは、ミネラルウォーターなどのおいしい水を宅配する仕組みで、日本では2004年前後から数社でサービス提供が始まりました。普及率の高まりを受け、より手軽に安価に利用できる浄水型のウォーターサーバーが2021年頃から始まりました。メリット・デメリットを含め、詳しく説明していきます。

【目次】開く閉じる
浄水型のウォーターサーバーとは?
 浄水型ウォーターサーバーと宅配型ウォーターサーバーの違い
浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットを紹介
 メリット
 デメリット
宅配型ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?
浄水型ウォーターサーバーの主な機能
 水道水を浄水にするろ過機能
 冷水・温水機能
 チャイルドロック機能
浄水型ウォーターサーバーにかかる費用の目安
 初期費用・月額料金
 水道代や電気代
 カートリッジの交換費用
浄水型ウォーターサーバーに関するQ&A
 日頃のお手入れは必要ですか?
 RO水のウォーターサーバーと同じ?
 水道直結型と補充型の違いは?
ウォーターサーバーならマーキュロップがおすすめ
マーキュロップのおすすめ製品

浄水型のウォーターサーバーとは?

浄水型のウォーターサーバー

浄水型ウォーターサーバーとは、水道水から浄水を作り、冷水・温水などを使えるようにしたものです。設置された場所で、利用者自身が水道水を補充して使用します。従来の浄水器は、常温で使用するものでしたが、これにウォーターサーバーの「冷やす・熱くする」機能が加わったものと言えます。

浄水型ウォーターサーバーと宅配型ウォーターサーバーの違い

浄水型ウォーターサーバーは、上の章でも説明している通り、水道水を補充して浄水が出てくるウォーターサーバーです。一方で宅配型ウォーターサーバーとは、ミネラルウォーターなどのおいしい水を、生産工場で12リットルや19リットルなどの大容量のボトルに詰めて、定期的に配達される仕組みで使うウォーターサーバーです。

両者の主な違いは、水の種類と供給方法です。
【水の種類】
・浄水型:水道水を、設置されたウォーターサーバーで浄水します。
・宅配型:宅配水製造工場で、ミネラルウォーター類を製造しボトルに充填しています。
【供給方法】
・浄水型:利用者が水道蛇口から容器などに入れて、水道水をウォーターサーバーに注ぎます。
・宅配型:宅配されたミネラルウォーター類を利用者がウォーターサーバーにセットします。
参考:日本宅配水&サーバー協会「宅配水形、浄水器形ウォーターサーバーについて」

浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットを紹介

浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットを紹介

このように浄水型ウォーターサーバーは、使う人が自分で水道水をウォーターサーバーに注ぎ、ウォーターサーバーの内部で浄水が作られる仕組みですが、宅配型と比較した際の、メリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

・宅配型と比較すると安価
・定額なので水は使い放題に近い
・水ボトルの交換が不要
・宅配される水の受け取りが不要

浄水型ウォーターサーバーは、水道水から作られるため、水道水の水質のよい地域にお住まいの方におすすめです。また、宅配型と比較すると月額料金が控えめで、定額で使える点が大きなメリットと言えます。数百人以上など人数の多いオフィスや、来客対応時、また料理などで、たくさんの冷水・温水を使いたい場合におすすめです。

【浄水型がおすすめな人】
・水道水の水質が良く、そのままでも比較的おいしい地域
・浄水器の品質で良いので、冷水・温水の機能を使いたい人
・ウォーターサーバーは使いたいが、月額料金を安く抑えたい人
・定額で、たくさんの水を使いたい人

デメリット

・ミネラルウォーターや天然水ではない
・あくまでも浄水なので、おいしさは求められない
・ボトル交換はないが、水道水を補充する手間はある
・給水タンクを2~3日に一度洗う必要がある
・水の使用量が多いと追加のフィルター購入・交換が必要
・同じ性能の浄水器と比較すると高い
・契約期間が長く、解約時の違約金が高い
・水の補充など衛生管理は利用者の責任となる

従来の宅配型ウォーターサーバーと比較すると違いがあるため、やはりデメリットもあります。
定額で安いというメリットはあるものの、あくまでも水道水から作られる浄水であるという点を踏まえて検討する必要があります。水質や味について「浄水器の水でよい」という場合は、浄水型ウォーターサーバーで足りますが、普段からペットボトルのミネラルウォーターを購入して飲んでいる方や、これまで宅配型ウォーターサーバーを利用していた方が浄水型に変更した際には、「おいしくない」と感じて、すぐにやめてしまうようです。すぐにやめると違約金もかかるので申し込む前に契約期間と違約金金額も確認しておきましょう。

宅配型ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?

宅配型ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?

宅配型ウォーターサーバーのメリット・デメリットも見てみましょう。

【宅配型のメリット】
・天然水などおいしい水が選べる
・食品衛生法に従い、製造元が水の品質を管理している
・提供元がウォーターサーバーの衛生管理のため、定期メンテナンスを実施している(※メーカーによる)
・水のストックで使いながら備蓄できる

【宅配型のデメリット】
・浄水型と比較すると高い
・宅配を受け取る手間がある
・水道水の補充はないがボトル交換作業がある

関連ページ:ウォーターサーバーのメリットとデメリットとは?どんな人に向いているかも徹底解説

浄水型ウォーターサーバーの主な機能

浄水型ウォーターサーバーには、宅配型と同様に、冷水・温水の機能や、チャイルドロック機能などが備わっています。どのような機能があるのか、具体的に見ていきましょう。

水道水を浄水にするろ過機能

まず浄水型ならではの一番の特徴は、ウォーターサーバー内部に水道水から浄水を作るためのろ過機能が付いていることです。一般的な浄水器と同様に、活性炭と中空糸膜によるろ過フィルターが備わっているものが大半です。浄水型ウォーターサーバーで、金額差がある場合は、このフィルター性能の違いによるところが多いようです。
フィルター部分には、水道水を通した分だけ不純物がたまっていきます。汚れたままにしておくと水を浄化しているはずが、かえって不衛生になる場合があるため、適切な頻度でフィルター交換が必要です。

冷水・温水機能

冷水・温水の機能は、浄水型も宅配型も基本的には同じ構造です。冷水・温水の温度や、エコ・省エネ機能、取水の構造、本体のサイズ感などもほとんど同じです。
実際に、ウォーターサーバーの機械本体の製造メーカーは、浄水型・宅配型の両方に対応できる機械を製造しているケースが多くあります。それぞれに必要な部材のみを変更することで、浄水型ウォーターサーバー、宅配型ウォーターサーバーの機械を製造しています。

チャイルドロック機能

いずれのウォーターサーバーも、温水、熱いお湯の出る機械です。安全のためにチャイルドロックが必要とされ、ほとんどのウォーターサーバーに付属しています。ボタンを長押しするタイプ、ボタンを押しながら取水操作をするタイプ、取水のレバー自体をぎゅっと押し込んで取水するタイプなど様々ですが、こちらも基本的には宅配型ウォーターサーバーと同じ構造です。使い勝手にも影響するため、こだわる方は事前にロックの解除方法を確認するのもよいでしょう。

浄水型ウォーターサーバーにかかる費用の目安

浄水型ウォーターサーバーは定額・安価が特徴ですが、かかる費用を見ていきましょう。

初期費用・月額料金

多くの浄水型ウォーターサーバーは初期費用は不要、月額料金は3,300円のものが多いようです。いくつか例を見てみましょう。

月額費用初期費用解約時違約金等
E社3,300円0円1年未満22,000円、2年未満16,500円、3年未満11,000円
H社3,300円0円2年未満16,500円
L社2,680円3,300円3年未満30,000円、4年未満20,000円、5年未満10,000円
W社2,200円~8,250円0円~9,900円1年未満6,600円

契約期間が1年~5年と長く、また期間内に解約した際にかかる違約金などの金額も比較的高額となるため、合わせて掲載しています。月額料金の安さだけで選ぶと、結果的に高くなる可能性があるため慎重に選ぶことをおすすめします。

水道代や電気代

水道代は地域と使用量により異なりますが、おおよそ1リットルあたり0.24円と言われています。例えば1日3L、1か月90L使用した場合、月の水道代は21.6円です。

電気代について、上記と同じメーカーで各ホームページに記載の情報を調べてみました。いずれも電気代の単価は27円/kWhで算出した場合の料金です。複数機種取り扱うメーカーは、他社と同等性能のもので比較しています。
なお、H社は単価19.91円という2019年以前の電気代単価で算出した電気代が掲載されていたため、他と揃えるため27円に換算し直しています。E社は約360円~という記載がありましたが、使用条件や単価の記載がないため、比較できる正確な数値ではありません。電気代表記を見る時は、1日何回何Lの水を使用した時の電気代で、単価はいくらで算出されているかよく確認しましょう。

通常モードエコモード
E社不明不明
H社記載なし645円
L社624円500円
W社記載なし462円

カートリッジの交換費用

同じ会社の例で、カートリッジの交換頻度と費用を見てみましょう。メーカーにより使用量の目安が大きく異なり、またフィルターの追加購入のできる・できないも異なる状況です。使用量の目安がご自身の使い方と合っているか事前に確認しましょう。

使用量目安交換頻度費用追加購入
E社1日3.3L32週毎に1回無料できない
H社1日10L6か月に1回無料できる
L社1日3L6か月に1回無料できる
W社1日14L6か月に1回無料不明

浄水型ウォーターサーバーに関するQ&A

日頃のお手入れは必要ですか?

浄水型ウォーターサーバーは、給水タンクを2~3日に一度、水道水を捨てて、清潔なスポンジを使用して中性洗剤でのお手入れが必要とされています。カビなどの原因となりますので、忘れずに実施しましょう。

RO水のウォーターサーバーと同じ?

RO水とは、水道水などを逆浸透膜(RO膜)でろ過した水のことです。RO水を使用した宅配型ウォーターサーバーと、一般的な浄水型ウォーターサーバーは異なります。RO水と浄水は、いずれも水道水などをろ過している点で似た印象を受けるかもしれませんが、RO膜は海水の淡水化や、半導体の洗浄用水に使われる技術で、水分子のみの水(H2O)を作ります。一般的な浄水型ウォーターサーバーに使用されている活性炭や中空糸膜とは、ろ過能力が大きく異なります。

水道直結型と補充型の違いは?

浄水型ウォーターサーバーには、水道直結型と、水道水補充型の2種類があります。水道直結型は、水道管とサーバーをつなぐ設置工事が必要です。工事が可能な水道設備かどうか、メーカーによる事前確認を受けましょう。補充型は、水道水を利用者が容器に補充する形です。工事不要で設置できるため、補充型の方が多いです。

ウォーターサーバーならマーキュロップがおすすめ

ウォーターサーバーならマーキュロップがおすすめ

浄水型ウォーターサーバーを検討していたけれど、「やっぱりおいしい天然水が飲みたい」という方には、宅配型ウォーターサーバーのマーキュロップをおすすめします。マーキュロップの天然水は、富士山麓の標高日本一の水源から汲み上げた、まろやかでおいしい軟水です。

【おすすめポイント】
・おいしい富士山の天然水が飲める
・水の品質は、食品衛生法に従い自社工場で管理されている
・ウォーターサーバーも定期メンテナンスを年1回を基準に無料で実施
・配送本数やサイクルの変更が可能
・天然水のストックで使いながら備蓄できる
・契約期間は6か月のため始めやすい

関連ページ:ウォーターサーバーの値段は月額いくら?世帯別の月額料金とは|ペットボトルや水との比較や世帯別おすすめウォーターサーバーも紹介

マーキュロップのおすすめ製品

天然水のおいしさで選ばれるマーキュロップの中から、おすすめのウォーターサーバーを人気順に紹介します。

人気No.1 シタカラ
・ボトル交換がラクな下置き
・カラーはマットホワイトとマットブラック
・再加熱機能やエコ機能も人気

人気No.2 スリム
・ボトル上置きで使い勝手もシンプル
・停電時も取水できるので安心
・ボディ幅がスリムな約28cm

人気No.3 スリム卓上
・キッチンカウンターに置ける卓上
・エコモード、ナイトモードで省エネが可能
・幅約27cm、高さ約46cmでコンパクト

画像は左から順です。デザインや下置きで選びたい場合はシタカラがおすすめです。とくにウォーターサーバーにこだわりはなく、おいしい天然水が飲みたい場合は、月額あんしんサポート料がお得なスリムもおすすめです。

まとめ

ここまで浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットを詳しく見てきました。水道水を浄水して冷水・温水を使えるため、初期費用や月額料金が安価なメリットがあります。しかし、契約期間が長く解約しづらいなどのデメリットもあります。水質や味にこだわる方には、やはりおいしい水が飲める、宅配型ウォーターサーバーの天然水がおすすめです。比較検討の参考になれば幸いです。

※浄水型ウォーターサーバーの各社に関する記載は2023年10月31日時点のホームページを調べた情報です。

執筆者 マーキュロップ編集部

【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
環境にやさしいリターナブルボトルで、おいしい富士山の天然水をお届けしています。
マーキュロップについて詳しくはこちら

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