更新日:2023.09.13 はじめてのウォーターサーバー選び
ウォーターサーバー選びにおいて、費用やサーバーのデザイン、大きさはとても重要なポイントですよね。でも……。「やっぱりおいしいお水が飲みたい!」という方も多いのではないでしょうか? そこでこの記事では、ウォーターサーバーを純粋に「水のおいしさ」で選ぶ際に覚えておきたいポイントをご紹介します。
「ウォーターサーバーの導入を考えているけれど、そもそもどんな水が使われているの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。あるいは、「天然水とミネラルウォーターってどう違うの?」と思っている方もいるかもしれません。
ウォーターサーバーに使用されている水は、「天然水」と「天然水以外の水」に大別できます。天然水とは、「特定の水源から採水した、地下水を原水とする水」のことです。「特定の水源」には、崖の下や丘の谷間から自然に湧き出る「湧水」や、地上から遠い位置にある「深井戸水」、水温25度以上で自噴する「温泉水」などがあります。
ウォーターサーバーで宅配されている天然水は、主に「深井戸水」です。固い地層の下から汲み上げるため、地上の環境の影響を受けず、安定した水質の水を得ることができます。
さらに、「天然水」には「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」の二つのタイプがあり、それぞれ次のような違いがあります。
《ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターの違い》
分類 | 品名 | ミネラル | 処理方法 |
天然水 | ナチュラルウォーター | ミネラル分はあまり溶け込んでいません | ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理はしていません |
天然水 | ナチュラルミネラルウォーター | 地下で自然に溶け込んだミネラルが含まれています | ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理はしていません |
ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターの違いは「ミネラル」です。ミネラルは炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンと並ぶ5大栄養素の一つで、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどがあります。ナチュラルウォーターのうち、地下でミネラルが自然に溶け込んだ天然水を「ナチュラルミネラルウォーター」と呼んでいるのです。
ちなみに、ペットボトルでおなじみの「サントリー 南アルプスの天然水」や「いろはす」、海外の「エビアン」「クリスタルガイザー」など、一般的に市販されている水も、ナチュラルミネラルウォーターです。
さて、天然水以外の水には次のような種類があります。
《天然水以外の水の種類》
○ミネラルウォーター
地中でミネラルが溶け込んだ地下水。ろ過・沈殿・加熱殺菌のほかに、オゾン殺菌や紫外線菌、人工的なミネラルの調整などが行われているため、「天然水」には分類されません。
○RO水
水道水などの原水をRO膜という特殊なフィルターでろ過した水です。「純水」「ピュアウォーター」などと呼ばれることもあります。ミネラルを人工的に添加したタイプや、ミネラルを添加していないタイプなどがあります。
このほか、近年は水道と直結して浄水する「浄水型ウォーターサーバー」もあります。
意外に思われるかもしれませんが、ウォーターサーバーの水の約6割が天然水ではないといわれています。「天然のおいしい水が飲みたい」「水のおいしさを重視してウォーターサーバーを選びたい」という方には、ナチュラルミネラルウォーターに分類される天然水がおすすめです。 ちなみに、マーキュロップの「富士山の天然水」は、地下で自然にミネラルが溶け込んだ「ナチュラルミネラルウォーター」です。新鮮な天然水を深井戸から採水し、工場のクリーンルーム内で自動充てん。自然本来のやさしいおいしさを味わっていただけます!
ウォーターサーバーを選ぶとき、天然水の産地が気になる方もいるかもしれません。国内の天然水の産地としてとくに有名なのが、
○富士山
○南アルプス
○阿蘇
の三つです。
なかでも、富士山の天然水を使ったウォーターサーバーは種類が多く、「富士山で採水した天然水だったらどこも同じでしょ」と思う方もいるかもしれません。でも、それは違います。同じ富士山の天然水であっても、採水地が異なれば味も品質も変わってきます。
たとえば、マーキュロップの「富士山の天然水」の採水地は、富士北麓に位置する山梨県富士河口湖町、富士箱根伊豆国立公園内にあります。ここは、「富士山景観形成地域」にも指定されているとくに規制の厳しいエリア。鎌倉または室町時代から江戸時代後期にかけて登山道として使われていた道が林道として残るだけの、まさに“富士山の森”ともいうべき光景が広がっています。
そんな富士山の森のなか、水源は標高1,030mの高さにあります。標高1,030mは、富士山麓で業界No.1の高さなんです。
ウォーターサーバーを水のおいしさで選ぶ際、覚えておきたいのが「ミネラルのバランス」と「硬度」です。ミネラルにはカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどがあり、これらのバランスや含有量によって味が変わってきます。たとえば、マグネシウムは少量含まれると甘く感じますが、多いと苦く感じる、カルシウムは適量であれば甘みを感じますが、多いと重たく感じる、という具合です。
ただ、ミネラルとその含有量を見て、味をイメージするのはなかなか難しいもの。そこで参考にしたいのが「硬度」です。硬度とは、1リットル中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表した数値のこと。日本では一般的に100mg以下を軟水、301mg以上を硬水と呼び、101~300mg以下のものをとくに中軟水と呼びます。 軟水は、やわらかく飲みやすいのが特徴で、日本の水のほとんどは軟水あるいは中軟水です。一方、硬水は飲み応えがあり、欧米の水は硬水が多くなります。
マーキュロップの「富士山の天然水」は硬度24の軟水です。口当たりがやわらかく、まろやかで、ほんのりやさしい甘みが感じられます。お客様に「富士山の天然水」をご利用いただいている理由を尋ねたところ、回答でダントツに多かったのが「おいしいから」でした。
「水の味にはあまりこだわりがなかったのですが、マーキュロップにしてから、本当においしく驚いています」
「マーキュロップの『富士山の天然水』を飲むようになり、お水がこんなにおいしいものだと初めて知りました」
などのうれしい感想も寄せられています。 また、マーキュロップの「富士山の天然水」は世界でも高く評価されています。「世界食品オリンピック」「食品のノーベル賞」とも呼ばれるモンドセレクションでは、10年連続で金賞を受賞。世界的な美食のプロが味を評価する「ITI」の優秀味覚賞においても、最高ランクの三ツ星を9年連続で獲得しています。
【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
環境にやさしいリターナブルボトルで、おいしい富士山の天然水をお届けしています。
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